我が国を含め、アジア・太平洋地域において
“総合エネルギー・生活関連事業”で
リーディング企業になることを目指して
Gas Oneグループの中核となる株式会社サイサンは、私の祖父である川本二郎が、戦後間もない1945年、荒廃した日本の復興に尽力するため、産業向け高圧ガスの販売を目的として創業いたしました。
そして1952年、当時『新しい炎』の熱源であったプロパンガス(LPガス)の取り扱いを全国に先駆けて開始し、1960年には、のちに2代目社長となる 父 川本宜彦が、米国の先進的なLPガス事業を半年間にわたり視察し、この貴重な体験は、自動車用LPガススタンドやバルク供給方式等につながり、我が国のLPガス事業の発展の礎になりました。
創業以来、企業理念として「お客さま第一主義」と「保安・安全の確保」に重点を置き、家庭用・業務用・自動車用LPガス、及び産業用・医療用等の高圧ガス、ならびに各種関連商品をご提供してまいりました。そして、電力・ガス自由化に伴い、電力や都市ガスのサービスも開始し、リフォーム事業なども含め、生活に関わる分野で事業を拡大してきました。
私たちGas Oneグループは、2045年の創業100周年に向けて、「The Gas One Vision2045」を掲げ、「我が国を含め、アジア・太平洋地域において“総合エネルギー・生活関連事業”でリーディング企業になる」ことを目標にしております。
発展途上国ではまだ薪や炭・石炭などをエネルギーとして使用している地域もあり、薪などを集める労力やそれに伴う森林破壊、煙害による健康被害、大気汚染など様々な問題を抱えております。未だガスを使用できていない人は世界に約30億人いると言われていますが、LPガスはその優れた特性からExceptional Energy(卓越したエネルギー)と称され、先述した様々な問題を一挙に解決できるため、積極的に導入する国が増えています。LPガスの普及は、当社にとって事業拡大の大きなチャンスであるとともに、より多くの人々の生活を快適で豊かにするという社会的使命と捉えております。
1945年の創業以来、長年に渡り築いてきたお客さまとの関係が当社の最大の強みです。信頼に基づき、お客さま宅に立ち入らせていただける存在であることは、これからの時代においても非常に大きな意味を持ちます。お客さまの声に真摯に耳を傾け、環境の変化をチャンスと捉え、「お客さまにとって最も身近なホーム・エネルギーパートナー」として、社員一丸となって引き続き邁進してまいります。
We are Gas One !
2024年9月
株式会社サイサン
代表取締役社長
川本 武彦